明日葉青汁の効果・効能
明日葉(あしたば)は、日本原産でせり科の多年草です。房総半島から紀伊半島と伊豆諸島の太平洋岸に自生しております。「今日摘んでも明日には新しい芽がでる」と言われることから、『明日葉(あしたば)』と名前が付いたそうです(実際には1週間ほど)。
昔から薬用と用いられ、明日葉の産地などでは天ぷらや炒め物、鍋に入れたりするそうです。セリ科植物の特徴でちょっとした苦味とクセ・香りがあります。
明日葉の主な成分
β-カロテンやビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEをはじめ、カルシウムやカリウム、鉄などのミネラル類や食物繊維など、優れた働きを持つ栄養素が豊富に含まれています。フラボノイドの一種であるカルコンやクマリン、ルテオリンなどの有効成分が注目されます。
明日葉の効果・効能
明日葉青汁を飲むとたくさんの効果が期待できます。
- 糖尿病を予防する効果(カルコンによる)
- 便秘を改善する効果(食物繊維による)
- 認知症を改善する効果(神経成長因子の生成を促されるため)
- 美肌効果(βーカロテン、食物繊維による)
- 骨粗しょう症を予防する効果(タンパク質BMP-2による)
- 抗酸化作用(クマリンによる)
- むくみを改善する効果(クマリンとルテオリンによる利尿作用)
明日葉青汁を控えた方がいい人
ワーファリン(ワルファリン)を飲んでいる人
脳梗塞や心筋梗塞の予防に 医者から『ワーファリン』を処方されている方は、明日葉青汁を避けた方が良いです。
ワーファリンは、血栓ができないように血液をサラサラにするのです。このワーファリンの効果を 明日葉に多く含まれるビタミンKが弱めてしまうからです。ビタミンKは出血を止める血液凝固作用があるのです。
人工透析を受けている人
腎臓疾患で人工透析を受けている方も摂取量に注意が必要です。明日葉にはカリウムが多く含まれます。腎臓に障害があると、カリウムが体内に蓄積されてきます。血中のカリウム濃度が高くなりすぎると非常に危険で、不整脈が起きたり心臓が止まることさえあります。必ず、医者に相談しましょう。
その他
明日葉に含まれる『フロクマリン』ですが、過剰摂取すると皮膚炎や光過敏症を引き起こす可能性があります。明日葉青汁の1日摂取量を守りましょう。